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有価証券を売却した際の損益は総額表示?純額表示?
学校法人において、有価証券を売却した際の損益はどのように表示すればよいでしょうか。


有価証券の売却損益が発生した際に使用する勘定科目は
有価証券売却益→(大科目)資産売却差額 - (小科目)有価証券売却差額
有価証券売却損→(大科目)資産処分差額 - (小科目)有価証券処分差額
です。


ここで、複数回の売却により有価証券売却差額(益)と有価証券処分差額(損)が両方とも発生した場合に、総額表示するべきか相殺して純額表示するべきか問題になります。


企業会計では有価証券売却損益は原則的には相殺して純額表示しますが、学校法人の原則的な考え方は総額表示のため悩ましいです。


学校法人会計基準第五条の但書において、例外的に純額表示することができる項目は限定列挙されています。


有価証券の売買はここに記載されていませんので、結論としては原則的な考え方通りに総額表示することになります。(相殺してはいけません。)

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